美容技術について　カット05:テクスチャーカット　　【Ha-DU】

ヘアスタイルにおける「テクスチャーカット」とはヘアスタイルのことではなく、カットの技法のことです。戦後～1970年代まではレザーカットが主流で1970年代～1990年ぐらいまでビダルサスーンのブラントカット（ハサミで直線にカット）するケースが主流になりました（バーバーはちがいます）

それ以降、バブル崩壊には表現方法もよりナチュラルな方向に向かい、ヘアスタイルもマニッシュからフェミニンへと傾向が移り、次ようなテクニックが用いられるようになりました。

ここ数年はそれまでの傾向から離れたカットの技法が用いられており、日本人特有の髪の毛の多さを少なくして、外国の方のようなヘアスタイルに近づけるようになりました。

テクスチャーカットにはいろいろな技法があります

1.毛先の表現方法　

毛先をブラントカット（ハサミでそろえる）するのか、テーパリング（レザーカット）、チョップカット（ハサミでギザギザにカット）することで毛先の遊び感が違ってきます。

2.髪の毛の動きの表現方法

ヘアスタイルに段を入れるレイヤーカットも一つの手段となり、髪の毛の中間から毛先にかけてレザーカットやスキ鋏で不揃いにカットすることで動きが出てくるようになります

3.髪のボリュームや量を調整するかっと

これはもう両調整というがっと技法で根元から自然に毛先まで毛量をコントロールする技術でヘアスタイルを包み込むように量を減らしていく高等テクニックです。これは衣装を作る際に用いる立体裁断と同じく見た目でバランスよく調整していくテクニックです。

これらはヘアスタイリストの感性によるもので、ヘアスタイルを決める際に、ご自分の悩み等をしっかりと相談して、ヘアスタイルブックなどの視覚的な情報を伝えるほうが、よりコミュニケーションが取れるので、是非とも相談してみてください！